それから、水穂は、休み明けの日の早朝まで、責め続けられた。
そうして、午前5時、水穂の住んでいるマンションの前に一台の車が止まった。
車のドアが開くと、男の声が聞こえた。
「おい、降りろ。」
すると、車からバッグを持った環水穂が出て来た。
「水穂、バッグの中にアフターモーニングピルを入れておいたから、それを一錠ずつ部屋に帰ってすぐと12時間後に飲むのよ。そうしないと、妊娠するかもしんないからね。それから、この二日間のことを他人にしゃべったら、あなたの全裸の動画をネットの動画共有サイトに公開して、あなたを芸能界にいられなくしてやるからね。」
そう言う千春の声が聞こえると、車のドアは閉まって、走り去ってしまった。
環水穂は、その場にひざまずくと、すすり泣きを始めた。
しばらくして、新聞配達をしている男のバイクが水穂の前に止まった。
「どうしたの、お嬢さん、こんなところで泣いたりして?」
水穂は、顔を上げた。
「い、いえ、何でもないです。心配しないで下さい。」
「ちっ、何だい。せっかく親切に聞いてやってるのに、そんな言い方はないだろう。近頃の若い奴は礼儀を知らないねえ。」
そう言うと、新聞配達の男は去っていった。
水穂は、立ち上がると、ゆっくりマンションの中に入っていった。
その日は月初めの一日、今日から木9ドラマ「ラブウォーズ」の撮影があるので、神野千春は関東テレビのスタジオに来ていた。
撮影がなかなか始まらないと思っていたら、マネージャーがやって来た。
「千春、環水穂がまだ来ないらしいよ。」
「環水穂が?」
「そうよ。全くどうしたのかしら。自分がヒロインなのに、撮影の開始時間になっても来ないなんて、前代未聞ね。」
「環水穂のマネージャーは来ているの?」
「それが、二人とも、来てないらしいよ。」
「そうですか。」
その時、環水穂のマネージャーが神野千春とマネージャーの横を通った。
「噂をすれば影ね。」
そう千春のマネージャーが言った。
「ほんとにそうね、マネージャー。」
そう千春は言った。
そうして、環水穂のマネージャーはドラマの監督のところへ行った。
しばらく経って、助監督が神野千春の前までやって来て言った。
「環水穂が急病で今日は休むということなので、今日の撮影は中止します。」
「ええ、何ですって!環水穂が休みなの?」
千春は、大声で言った。
「そうです。そういうことなので、申し訳ありませんが神野さんは今日は帰って下さい。だけど、明日は撮影開始時間までに来て下さいね。」
「わかりました。助監督、あなたが悪いわけじゃないわよ。こんな大事な日に病気になる水穂が悪いのよ。そうしたら、マネージャー、帰ろ。」
そう千春は言った。
しかし、翌日も環水穂は来なかった。
そうして、撮影開始予定日から三日目、やっと環水穂が来て撮影が始められた。
環水穂は、いつものような明るさはなく、憔悴しきっているように見えた。
そうして、撮影が始まってしばらくして、監督が怒り出した。
「だめだ、だめだ、そんな演技では、水穂。そんな演技ではとても電波に乗せるわけにはいかん。昨日、一昨日と休むし、今日やっと出て来たら、素人みたいな演技をするし、一体、君はどうしたんだ!」
「す、すみません。」
「ちょっと、神野千春君!」
「は、はい。」
「台本を見て、今の箇所を演じてみてくれないか?」
「ヒ、ヒロインの演技をするんですか?」
「そうだ。ちょっと、試しにやってみてくれ。」
「わ、わかりました。」
それから、神野千春はヒロインの部分の演技を心を込めて演じた。
「見事な演技だ。」
「どうもありがとうございます。」
「環水穂のマネージャーはいるかな?」
「はい、ここにいます。」
そう環水穂のマネージャーが言った。
「ちょっと話があるからこちらへ来てくれるか。みんなは少し休んでいてくれ。」
監督がそう言うと、環水穂のマネージャーが監督のところへ行った。
二人は隣の部屋へ入っていった。そうして、しばらくすると、水穂のマネージャーが戻って来て水穂を隣の部屋に連れて行った。それから少し経って、すすり泣く水穂と水穂のマネージャーが監督と一緒に出て来て、監督が神野千春と千春のマネージャーを隣の部屋へ呼んだ。
監督は千春の顔をまっすぐ見ると、話し始めた。
「神野君、環水穂のさっきの演技についてどう思う?遠慮せずにはっきり言ってくれればいいよ。」
「そうですね。はっきり言って、今日の彼女の演技は今まで見たことがないぐらいおそまつですね。」
「君もそう思うか?」
「はい、そう思います。」
「そこでだ、神野君、頼みがあるんだが。」
「何でしょうか?」
「君が、ヒロインをやってもらえないだろうか?」
「わたしがですか?」
「そうだ。環水穂が二日間休んだ上に今日やっと出て来たと思ったらあの演技だ。もうこれ以上、撮影を遅らせるわけにはいかない。だから、ヒロインをするルックスと演技力がある君に是非ヒロインをやってもらえないだろうか。お願いだ、頼むよ、神野君。」
「わかりました。わたしにヒロインをやらせて下さい。監督、わたしは一生懸命頑張ります。」
「ありがとう、神野君。いや、君が引き受けてくれなかったら、ぼくもどうしようかと思っていたんだ。」
まもなく、神野千春と千春のマネージャーは、みんなが集まっている撮影場所に戻って来た。
環水穂は、自分のマネージャーの胸に顔を当ててまだすすり泣いていた。
千春は、そんな水穂のところへ行って、声をかけた。
「何を泣いているのよ。二日も休んだ上にあんな演技をするからヒロインの役をおろされるのよ。代わりにわたしが頑張って上げるから、安心しなさい、環水穂さん。」
そう千春が言うと、水穂は千春のほうを向いた。
泣きはらした水穂の表情は、千春に対する憎しみでいっぱいであるかのように見えた。
(最終話へつづく)
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